きりたんぽ鍋とは?

「きりたんぽ鍋」は秋田の郷土料理として有名です。秋田県の人にとって「鍋」といったらきりたんぽ鍋というくらい親しみのある鍋です。居酒屋や宴会ではもちろんのこと家庭の食卓でもきりたんぽ鍋はよく食べます。
きりたんぽというのはご飯を練って秋田杉の棒に巻きつけ焼いたものです。見た目は竹輪のようです。地元の人は「たんぽ」と呼ぶこともあるようです。昔は家庭でもご飯を練って作っていましたが、現在ではスーパーなどで売られているものを使います。
きりたんぽ鍋はしょうゆベースのスープにきりたんぽと鶏肉(秋田産の比内地鶏がベスト)を入れます。このほかに、ごぼう、きのこ、糸こんにゃく、長ねぎ、せりなども入れます。たくさんの山の幸をいれて煮込んだきりたんぽ鍋は素朴なおいしさです。
きりたんぽは、マタギと呼ばれる熊の猟師たちが、山の幸を入れた鍋におにぎりやおこげなどを入れて食べていたのが始まりではないかといわれています。寒い山小屋で鉄砲を持った猟師たちが鍋を囲む姿が目に浮かびますね。体を温めるには鍋は最適だったのではないでしょうか。
秋田県以外の出身の人にはなじみのないきりたんぽ鍋、ぜひ一度食べていただきたいですね。

きりたんぽ鍋について

秋田の郷土料理きりたんぽ鍋は、熊の猟師、マタギたちが山小屋でご飯の残りをきのこなどと一緒に鍋に入れて煮て食べたのが始まりといわれている鍋です。秋田県の中でもきりたんぽ鍋の本場は大館市あたりだと言われます。また、「きのことともに煮たり」というのがきりたんぽ鍋の始まりであるともいわれています。
きりたんぽは、つぶしたご飯を杉の棒につけて焼きますが、見た目は、ちくわのようですね。テレビなどできりたんぽ鍋が紹介されると、ちくわだと勘違いする人もいるみたいです。テレビなどで秋田の鍋として紹介されることも多いきりたんぽ鍋は秋田県の郷土料理として知られていますね。
きりたんぽ鍋の食べ方は、鍋の材料として煮て食べることもしますが、味噌をつけて焼いて食べたり、鶏がらのだし汁に入れて煮込んだりして食べたりします。よその県ではきりたんぽを実際にみたことのない人も多いことでしょうが、秋田県内では学校給食にも出てくるほど身近な食品です。同じ日本であっても、地域によって違うんですね。
きりたんぽ鍋の出しはしょうゆベースの地鶏の出汁が多いようです。具材は焼いたきりたんぽと鶏肉と野菜で、魚介類は入れません。きりたんぽ鍋に使う鶏肉は比内鶏がいいのですが、比内鶏は、学術的価値の高い純粋な日本地鶏であり、昭和17年、国の天然記念物に指定されてからは食べることができなくなりました。比内鶏から作られた比内地鶏が食肉用に生産されているのできりたんぽ鍋には比内地鶏がおすすめです。

きりたんぽ鍋の誤解

きりたんぽはご飯をねって作るのですが、お餅で作っていると思っている方が多いようですね。きりたんぽは、もち米を少し混ぜることもありますが、うるち米で作ります。ご飯をつぶして杉の棒に巻いて焼いたものがきりたんぽです。
材料にこだわって「あきたこまち」できりたんぽを作る人もいるようですが、あきたこまちが登場したのは近年のことなので伝統の作り方というわけでもありません。こだわり派の中には、きりたんぽは新米でつくらなければならないという人もいるようですね。
鍋料理というと、大抵は雑炊やうどんなどでしめるのが一般的ですが、きりたんぽ鍋には最初からご飯が入っているのでいいですね。鍋を食べているとお腹がいっぱいになって、雑炊やうどんを入れたときには食べられないということもありますが、きりたんぽ鍋なら最初からご飯が入っているので好きなペースで食べられます。
秋田県内の観光地では、きりたんぽに味噌をつけて焼いた「みそたんぽ」が売られています。きりたんぽというと鍋が有名ですが、みそたんぽもなかなかおいしい食べ方です。秋田に旅行するときには、きりたんぽ鍋はもちろん、小腹がすいたときにはみそたんぽも味わって欲しいものです。
きりたんぽ鍋の材料を上で紹介しましたが、必ずしも紹介したとおりでなければならないというわけではありません。きりたんぽさえ入っていればきりたんぽ鍋になるのではないでしょうか。家庭で作られるきりたんぽ鍋は、家によっていろいろあるようです。きりたんぽが全国に浸透して、日本中のスーパーに売られるようになると、各地方でアレンジされたきりたんぽ鍋がたくさん食べられるようになるかもしれませんね。

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